本商品は、春慶塗の特徴である、光が当たると黄金色を放ち、その微妙な光と影がおりなす艶、妖しいまでに美しい繊細な色調で、軽やかな風合いと気品の高さを漂わせます。
春慶塗の名の由来には、明徳、応永年間(十四世紀末頃)泉州堺の漆師「春慶」が考案された説と、高山の殿様金森可重が、陶工、藤景正昨の「春慶の茶壺」によく似ていたためこの名を付けた説があります。
春慶塗の工程は、漆の吸い込みを防ぐ為、木地に柿渋・にかわ液等を塗り、その上に摺漆を掛け、仕上げに瑠璃色の透漆をぬる技法です。仕上がりは木目がかすかに浮かび、しっとりとした、落ち着きのある優雅な漆器です。春慶塗はその昔より多くの人々に愛されてきました。 春慶塗は、仕上げに透明漆を使うため、木地の木目が透けて見えるのが特徴です。独特の艶やかなあめ色が魅力で、使うほどに色つやが増し、塗りものでありながら重厚すぎない雰囲気が人気で、春慶塗の品のいい華やかさは時代を超えて愛され続けています。 ※掲載の商品写真には、細心の注意を払っておりますが、当店における撮影技術の問題の他、お客様の当ホームページ表示・印刷環境(パソコン環境)で実際の塗色とは異なって見えることがありますので、ご注意頂けますようお願いいたします。 |