干支(犬・戌(いぬ))
「干支」とは、正確には「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせのことです。
干支の「干」は「十干」のことで、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類です。 干支の「支」は「十二支」のことで、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類です。
古代中国で、天球を約12年で1周する木星の運行を目安として、12の方角に分けて名前を付け、1年12ヶ月の暦をあらわしたのが十二支の成立であるといわれます。
十干と十二支を組み合わせたものが本来の「干支」です。
十干の最初の「甲」と十二支の最初の「子」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑」「丙寅」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで十干、十二支ともに奇数番同士、偶数番同士が組み合わされるため60種類あります。干支がひとまわりして同じ干支が巡ってくると還暦です。
2006年 |
丙戌(ひのえいぬ) |
2007年 |
丁亥(ひのとい) |
2008年 |
戊子(つちのえね) |
2009年 |
己丑(つちのとうし) |
2010年 |
庚寅(かのえとら) |
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干支は、年、月、日、時間、方位などを示すためにも使われ、それらの吉凶を表わすようにもなりました。
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